恋愛相談が増えている理由

恋愛カウンセラーの谷崎真由美です。

最近、恋愛相談に来られる方が増えてきています。これには、いくつかの社会的・心理的な背景があると感じていますので、今回は、恋愛カウンセラーの視点からその理由を考察してみたいと思います。

1. コミュニケーションのデジタル化

最近では、SNSやマッチングアプリが出会いの主なツールとして広く普及しています。確かにこれらのツールは便利ですが、実際に深い人間関係を築くためのスキルが不足していると感じる方が多いようです。

例えば、「アプリで出会った人との会話が続かない」「いいねは来るけれど実際に会うまでに至らない」といったお悩みをよく耳にします。デジタル時代だからこそ、リアルなコミュニケーションに不安を感じる方が増えているのかもしれません。

2. 恋愛観や結婚観の多様化

恋愛や結婚に対する価値観が時代とともに多様化しています。「結婚しなくてもいい」「恋愛に縛られたくない」といった選択肢が認められる一方で、逆に「どのような関係が自分にとってベストなのか」を悩む方も増えています。

カウンセリングの場では、「自分の理想がわからない」「何を求めているのか整理したい」といったご相談をいただくことが多いです。価値観の多様化は自由をもたらす一方で、選択肢が増える分迷いも生じやすいと思っています。

3. 孤独感の増加

特にコロナ禍以降、人と会う機会が減り、孤独を感じる方が増えています。「誰かと繋がりたい」という思いが恋愛相談に繋がるケースも少なくありません。

ある方は、「職場と家の往復だけでは新しい出会いが全くない」とおっしゃっていました。また、オンラインでの繋がりはあっても、それが実生活に結びつかないことで孤独感が増しているようです。

4. 恋愛経験の不足

最近では、恋愛経験が少ないまま30代、40代を迎える方も増えてきています。「どうアプローチすれば良いのかわからない」「異性と話すのが苦手」といったお悩みを持つ方が、アドバイスを求めて相談に来られるケースも多いです。

こうした方々にとっては、恋愛そのものが新しいチャレンジです。カウンセラーとしては、その一歩を後押しする役割を果たせることにやりがいを感じています。

5. 専門的な意見への期待

現代では、恋愛や結婚もプロのサポートを受けることが一般的になりつつあります。悩みを抱え込まず、第三者の冷静な意見を取り入れることで、効率よく問題解決を図りたいと考える方が増えているのです。

特に結婚相談所の婚活カウンセラーは、恋愛から結婚への橋渡し役とされる存在です。そのため、恋愛の初期段階から相談に来られる方が増えているのかもしれません。

最後に

恋愛相談が増えている背景には、時代の変化や個々の価値観の多様化、そして人間関係におけるサポートへの期待があると考えられます。こうした相談が増えることで、カウンセラーとしても多くの方の人生の一部を共有できる喜びを感じます。

恋愛に悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください。

ひとりで抱え込む必要はありません。

一緒に解決策を探し、新たな一歩を踏み出すお手伝いができれば嬉しいです。

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